前話で梓に無理やり車に乗せられた柚子。
誘拐という窮地に陥った柚子はどうなるのでしょうか。
そして柚子は今まで軽率な行動をしても無事助かったからという慢心からか、様々な登場人物を巻き込んで大騒動に自ら飛び込む罪を犯してしまいます。
柚子は車に乗ることを選んでしまう
誰にも話さないよう口止めし、車に無理やり乗せて出発する異常な状況。
梓は何を話しかけても反応せず、さすがに柚子も異常を察します。
柚子は連絡しようとスマホをだしますが、梓に取り上げられてしまいます。
この時点で子鬼に頼んで脱出するべきだったね。
柚子も玲夜同様、子鬼がいれば安全だと慢心しちゃってるよ。
明らかに様子のおかしい梓に怯えながら、柚子は従うのでした。
桜子と鬼の一族が柚子を探す
漫画の追加描写で、後に高道から玲夜に報告される話を漫画化しています。
柚子は授業に来ることがなく、透子が授業を受けていると桜子がきます。
桜子は透子に柚子の居場所の心当たりがないか質問します。
24話で出て来た鬼の学生たちも一緒だけれど、皆険しい表情だね。
学園中探し回っても見つからないから、最悪の事態を想像しているみたい。
柚子がついた嘘の用事を透子は口にしますが、電話をかけても繋がりません。
桜子は柚子についた鬼の気配を探りますが、学園にいないと判断を下すのでした。
緊迫した桜子と鬼の学生たちの様子に、透子もようやく異変を察知します。
誘拐先は津守の屋敷
到着した場所に柚子は疑問を抱きますが、読者は19話で見たことがあります。
そこは立派な屋敷ですが、どう見ても飲食店ではありません。
しかし梓が中に入ってしまうので、後を追うと柚子は閉じ込められます。
子鬼もこの時点でどうして柚子を止めなかったのかな…。
陰陽師は鬼より弱いから、子鬼も慢心していたんだと思うよ。
香炉を持って陰陽師の正装をした津守が待ち構えていました。
梓は玲夜への執着、玲夜の花嫁になれるという津守の言葉を笑顔で口にします。
22話で梓が見せた本来の笑顔とは別人レベルの毒々しい笑顔。
津守が香炉を嗅がせると梓は気絶し、運転手に外へ連れ出されます。
梓が津守の術にかかった理由
囲まれた柚子は帰ろうとしますが、帰してもらえるはずもありません。
毅然と立ち向かい、梓をおかしくしたのは津守かと糾弾します。
しかし津守は下記のことを明かします。
- 梓には玲夜への強い想いがあった
- 精神的に弱っていたので、暗示をかけやすかった
梓は精神的に限界を迎えつつあり、怪しい津守に縋るほどでした。
実際、津守は梓に玲夜の花嫁になれると保証はしていません。
津守が煽ったのは、梓が蛇塚の花嫁を辞められない現実を変えられる可能性。
梓が計画に乗ったのは騙されたのではなく、今よりマシだと選択したのでした。
誘拐は犯罪だから擁護できないけれど、梓が全部悪いとは思えないね。
梓は被害者でもあるから、償った後で幸せになって欲しいね。
柚子は軽挙妄動の罰を受ける
柚子もやられっぱなしではなく、子鬼を呼び出します。
子鬼も危害を加える陰陽師に容赦なく、全力で暴れて出口を目指します。
しかし出口付近に貼った結界で待ち伏せされ、子鬼は戦闘不能となります。
子鬼はボロボロになりながらも柚子を逃がそうと結界に攻撃します。
動けなくなっても、子鬼は笑顔で柚子を安心させようとしました。
邪魔な護衛の子鬼を見逃すはずもなく、陰陽師は攻撃を止めません。
柚子は泣いて止めるよう懇願しますが、津守に失神させられるのでした。
柚子を心配する周囲を無視した報いが最悪の形で返ってきたね。
ボロボロになって笑顔で耐える子鬼は、柚子と同じだと気が付いて欲しいな。
第二部では柚子も罪を犯してしまいます。
- 何度も単独行動で迷惑をかけたのに、今回も単独行動した
- 梓の呼び出しを誰にも相談しなかった
- 柚子が誘拐に応じた行動のため、周囲が罰を受けることになる
- 子鬼が柚子を守ろうと無茶をして死にかける
梓だけでなく、友人の蛇塚も間違いなく罰を受けることになります。
また、桜子と鬼の学生たちも柚子を守り切れなかったことを一族に咎められます。
柚子が勝手に動いたことで蛇塚、桜子たち鬼の一族まで巻き添えになってしまう。
花梨の悪行を見て来たにもかかわらず、柚子も花梨とやっていることは似ていると感じます。
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