原作と大きく展開が変わってしまった今回。
蛇塚にこの時点で梓の好きな人が誰か特定された上、蛇塚自身も原作と大きく違う動きをしたので原作ファンとしてはちょっと…?と正直思わざるをえません。
頑張って感想を書いていきますが、蛇塚家が原作以上に崖っぷちに追い詰められそうです。
玲夜は汚職政治家と津守に絡まれる
時系列は遡り、柚子と離れて高道と挨拶回りをしていく玲夜。
玲夜としてはパーティーの場で目立たない優秀な人材を発掘したいようです。
そういう人材は強欲な目立ちたがり屋に押しのけられ、玲夜に話しかけられないとのこと。
まさに強欲な汚職政治家が、何度も断っているのに玲夜に援助を申し込んできます。
鬼の権力を悪用しようとする政治家に玲夜は断りますが、津守が割り込みます。
汚職政治家を助けるのに鬼龍院のコネを使うのはさすがにどうなの。
逆に言うと逮捕直前の崖っぷちでも、鬼龍院の権力なら助けられてしまうんだよ。
津守は玲夜のライバル?
津守と玲夜は同級生ですが、友人というほど親しくはありません。
22話で玲夜と会話した時も玲夜は津守に無関心でしたが、津守は執拗に玲夜に絡みます。
同級生のよしみで政治家の相談に乗ってやれと津守は言いますが、玲夜は断ります。
津守の嫌味にすら無関心な玲夜に、津守は柚子を指さして玲夜に脅迫めいた言葉をかけます。
玲夜は津守へ軽率な言動をしないよう忠告しますが、不気味な笑みで津守は去ります。
津守、柚子に危害を加えると宣言したようなものじゃん。
津守はずっと暗躍してきたし、部下を入学させて柚子を監視しているよ。
政治家を追い払った高道が戻ってきますが、高道の方が津守をよく覚えている程。
高道に言われても津守を思い出せない玲夜は、柚子と目が合ってすぐ上機嫌になります(笑)
梓と蛇塚の暴走
場面は戻り、柚子を迎えにいこうとしたら割って入った梓に告白された玲夜。
周囲の参加者が梓を諫めますが、梓はのぼせあがって玲夜に告白を止めません。
梓が玲夜を好きだと知って驚く柚子たち、蛇塚も放心して梓を止めることもできず。
梓は背後にいた柚子に玲夜が微笑みかけたのを、自分に微笑んだと誤解していました。
両想いだと一人で盛り上がり、玲夜に告白したものの当然冷たく振られます。
玲夜に抱き着こうとして高道に制され、警備員に連れ出されそうになります。
しかしそこで黙っていなかったのが蛇塚、人間の警備員を攻撃して梓を助けます。
梓に近づく存在に誰かれ構わず術で攻撃するも、高道(蛇より強い鬼)には効きません。
パーティー会場は騒然とし、周囲が梓と蛇塚に悪い意味で注目してしまいます。
24話で東吉が護身術の教師を攻撃しようとしたは伏線だったか…。
花嫁を守ろうとして、弱い人間相手に過剰な攻撃をしたのは瑶太もだったね。
梓は蛇塚家の花嫁なのに、鬼龍院玲夜に告白して恋人にしてと言い寄りました。
蛇塚は花嫁に目の前で男に告白されるという浮気を公衆の面前でされてしまいました。
しかも人間だけでなく最上位の鬼の一族までも攻撃する問題を起こしてしまいました。
現役の大臣が主催する親睦パーティーですから、当主へ話が行ってしまいそうな気がしますが。
さすがに梓だけでなく蛇塚もただでは済まないでしょうね。
梓は玲夜に花嫁がいると知る
高道は梓に身の程を弁えるよう叱責し、玲夜には花嫁がいると現実を突きつけます。
高道の予想通り、梓は玲夜は桜子と婚約していたはずだと古い情報を口にします。
玲夜の花嫁という言葉に蛇塚は強張った表情で黙り込みます。
抱き合う玲夜と柚子を見てショックを受ける梓を、津守は不気味な笑みで見るのでした。
梓の唯一の逃げ道が断たれてしまったから、絶望感がすごいね。
絶望しているのは蛇塚もだよ、玲夜の代わりなんて大役すぎるもの。
闇堕ちする梓
梓は玲夜の花嫁になって助けてもらうという、唯一の希望を失いました。
彼女に残された道はいずれも理不尽なものばかり。
・実家のため蛇塚と結婚し、望まない出産をして蛇塚を愛さないといけない
・婚約破棄し、実家に帰って資金援助を切られた恨みを家族からぶつけられ貧しく生きる
十代の梓が家族と実家の会社を支え、選択できる状況とはとても言えません。
それを考えると、小学生から資金援助で実家を支えた花梨のメンタルは強いと思います。
もし梓が花梨のように小学生で蛇塚の花嫁になっていたら、両想いになれたかもしれません。
実家が裕福な時に縁談を申し込まれていたら、縁談を断ることもできたでしょう。
心の支えを失った梓がどうなるか暗雲が立ち込めてきました。
コメント