読者には原作より早々に好きな人の正体が明かされてしまった前回。
絶望的な片想いをしているという点では、今回もやはりあやかしも花嫁も似た者同士ですが、二人の仲は進展するのでしょうか…?
特に蛇塚側が梓に自分の仕打ちを謝罪して許してもらい、恋人よりまず先に対等に話せる関係性を構築するべきと感じます。
蛇塚と梓の不仲は続く
朝の通学時間、リムジンが横付けされるかくりよ学園。
蛇塚は梓に一緒にランチを食べようと声を掛けますが、話しかけるなと拒否されます。
車に同乗しているのだから、降りる前に声を掛ければいいのにと正直思いますが…。
朝の門前と目立つ場所で花嫁と喧嘩し、逃げられて泣きだす蛇塚。
花梨と瑶太みたいに同居免除した方が上手くいったんじゃないかな?
相思相愛の花梨でさえ、15話で同居した途端に不仲になったからね…。
そもそも現実だって、恋愛結婚した夫の実家での同居を嫌がる妻は多いです。
初対面の蛇塚と婚約・同居・進学先変更と環境が大きく変わり、梓のストレスは相当なはず。
梓に一緒にランチしようという蛇塚のアプローチは根底からズレている気がします。
まず梓に嫌われている原因を突き止め、誤解を解いたり謝罪したりと仲直りが先と思います。
花嫁学部の授業は大変
しかし柚子も透子も梓のフォローをする暇がないほど、花嫁学部は授業が大変でした。
二人とも簡単な面接のみで受験勉強もしなかったため、普通の科目も苦労します。
科目が花嫁修業とかお嬢様の習い事って感じだね。
花嫁は家庭に入るから、就職や進学に繋がる授業科目は殆ど無いよ。
護身術の授業まであり、花嫁が危険な目に遭うことを想定した格闘術を教えるほど。
漫画版の追加描写もあるのですが、コミカルなギャグシーンながら重要な伏線です。
花嫁を想うあまり暴走するあやかしは理性を捨てた一部だけというのが原作の描写でした。
しかし理性的なあやかしであっても、本能が花嫁の危機と判断すると暴走すると解釈されています。
今後本能から暴走し、花嫁を守ろうと過剰な攻撃を取るあやかしが出る可能性があります。
柚子はスクールカーストの頂点に
柚子は透子たちをカフェテリアで待っている所、あやかしの男性たちに絡まれます。
柚子が座る席は「あの方」の特等席だからどくよう柚子を恫喝し、騒然とします。
払い落とされた授業道具を拾って声をかける桜子に不良はへこへことしますが…。
登場してから一番怖い顔で桜子はあやかしをきつく叱責し、柚子の正体を明かします。
あやかしって柚子についた鬼の気配を怖がっていなかったっけ?
鬼の気配を感知できない下位のあやかしが原作にいるから、雑魚だったんだろうね。
鬼龍院玲夜の花嫁と桜子が暴露したことで、周囲の柚子への態度は一変。
絡んだあやかしは土下座して謝罪し、あやかしは全員席を立って柚子にお辞儀をします。
それからの柚子は歩けばお辞儀で道を開けられ、順番を無視して最優先で先頭に通されます。
スクールカーストの頂点である桜子が柚子を立てるので、事実上のトップになってしまいます。
すり寄って来る人間と思いきや…?
柚子は人間からひっきりなしに友達になりたいと声を掛けられますが、目的は玲夜。
玲夜が在宅している時に家に遊びに行きたい、玲夜に紹介して欲しいと言われるばかり。
桜子から略奪は無理だけれど、柚子からは略奪できそうと人間に舐められているようです。
柚子はそうした人間に幻滅して落ち込みますが、透子に励まされます。
かくりよ学園エスカレーター進学してる人間ですら、花嫁の認識が間違っているんだね…。
花梨も両親も、花嫁は美人で優秀な女性が選ばれるって思い込んでいたしね。
そうしていると、どこかで見たことのあるシルエットの男性が柚子の名前を呼びます。
名前を呼ばれて振り返ると、チャラい印象の大学生らしき見知らぬ男性。
しかし男性の方は柚子を名前で呼んで確信しているので、向こうは知っている様子です。
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