鬼の花嫁 33話ネタバレ 過ちを認める浩介、罰を受ける桜子

鬼の花嫁 ネタバレ感想

浩介は柚子を助けると息巻いて玲夜に対抗心を燃やし、柚子との話し合いは決裂。
しかし玲夜のように柚子を助けて恋仲になりたいという浩介の考えは既に手遅れ。
玲夜を愛する柚子にとっては迷惑でしかなく、そのやり取りは蛇塚と梓そのもの。
ページ数の少なさ・展開の遅さが前回に引き続き目立ちます。
漫画のクオリティの低迷が悪化し続けており、感想を書くのに管理人も苦心しています。

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浩介は津守に騙されていたと気が付く

浩介は柚子に拒絶され、玲夜の所へ帰りたいとまで言われてしまいます。
打ちのめされる浩介ですが、柚子の要求を拒否して立ち去ります。
ここまで来ても浩介は玲夜に騙された柚子を救出し、祖父母の家に帰す主張を崩しません。

浩介にドギマギしていた柚子もさすがに拒否したね。

蛇塚も浩介も好きな人が逃げられない状況でアプローチするから嫌われるよね。

蛇塚同様、浩介も好きな人に良かれと思ってしたことが最悪の結果になります。
津守と悪徳政治家の会話を立ち聞きし、浩介は騙されていたことを知ります。
柚子は玲夜を脅迫するため誘拐し、最初から無事に帰す気は無かったのです。
人質として用済みになった後、柚子は鬼龍院家を恨む人間に引き渡すのです。
鬼龍院家を攻撃できない鬱憤を晴らすべく柚子が酷い扱いを受けること。
話を聞いた浩介は激怒し、柚子を牢から出して祖父母の家に帰すと言い出します。
しかし津守は浩介に術をかけて拘束し、別の牢に閉じ込めてしまいます。

ここまで来ても浩介、まだ祖父母の家に帰すつもりなんだ……

梓と同じで好きな人とくっつくのが許せないのが動機だからね。

拘束された浩介は牢屋で独り、柚子にした仕打ちを反省します。
柚子はいつも一人で泣いている可哀想な女の子。
立派な陰陽師になって柚子を助けに行くことを目指していたはずなのに。
今や自分が柚子を泣かせてしまったと初めて過ちを認めるのでした。

浩介が津守家に引き取られた理由

浩介が津守家に引き取られた経緯が漫画で描きおろしされています。
決め手は陰陽師でもレアな予見の才があったためとのことです。
そのすごさは母親が交通事故に遭う予知夢を見て、母親を回避させたほど。
しかし助けられた母親は浩介を気味悪がって津守家に引き渡しました。
本人が望んだ訳ではない能力で人生を決められたのは梓と同じです。

梓も浩介も周りの人間にとにかく恵まれなかったね……

本当、本人以上にここまで追い込んだ周りがダメすぎるよ。

漫画では浩介のあやかしへの偏見が津守に叩き込まれたと明かされます。
少しでも反抗すれば眠りの術をかけられて座敷牢へ閉じ込められた日々。
玲夜が柚子を探し回る姿はただの男性で、冷酷な鬼の次期当主ではなかった。
自分が離れている間、柚子は強い目をするようになったこと。
いつか迎えに行きたかった柚子が自分の助けなんて必要としていなかった現実。
過去に囚われていた浩介はようやく現実を直視します。

蛇塚と浩介の共通点

浩介の罪は蛇塚が梓にしたこととほぼ同じです。
漫画で削除されていますが、梓は花嫁になりたくないと両親に何度も訴えました。
同居初日で梓が拒絶したため、蛇塚と両親は梓の実家から真実を聞いています。
梓が金目当ての両親に無理やり花嫁にされたこと、好きな人がいるから蛇塚と結婚は無理だと泣いて何度も両親に訴えて嫌がったことを最初から知っているのです。
しかし蛇塚家は花嫁の出産能力欲しさに、蛇塚は花嫁への執着から梓を強引に婚約させます。
蛇塚家は梓へ蛇塚に優しく振舞うよう強要し、嫌がれば説教と陰口で追い詰めました。
蛇塚は嫌がる梓の体を触ることを繰り返し、家族と使用人に罵倒されて部屋にこもる梓を見ても庇いもせず、瑶太のように実家に帰して自分が通うこともしませんでした。
好きだからと梓の嫌がることしかしなかった蛇塚は浩介と同じ罪を抱えています。

単行本5巻描きおろし小説、蛇塚家が梓を見下しすぎてもうね……

蛇塚家の同居生活、梓じゃなくても病むし梓が可哀想すぎるよね……

浩介が現実を見据えている今、蛇塚は自分の罪きちんと向き合うのでしょうか?
管理人は蛇塚は最後まで被害者として何も反省しないのだろうと思います。
何せ原作小説の蛇塚が浩介と違って自分を変えようと努力を何もしていないので。

桜子は柚子を守れなかったことを謝罪

桜子は玲夜の所へ柚子を誘拐させてしまった件を謝罪に来ます。
誘拐に気が付けなかったのは柚子が授業をサボっていたせいなのですが……。
桜子や鬼の大学生たちは授業を抜け出し、ずっと柚子の捜索をしていました。
鬼龍院の花嫁は桜子たちより大切な存在なので、学業より柚子の捜索が優先されます。
しかし桜子は不満を抱くどころか、畳に手をついて陳謝し自分を責めます。
完璧主義で厳格な玲夜から罰を受けることを覚悟する桜子。

いやいや、大学生の桜子に柚子の護衛を一任するのがおかしくない?

その通り、玲夜が鬼の女性を常時護衛につければ解決したことだからね。

玲夜は圧のある言葉と表情で桜子に高圧的に接します。
しかし大学生の桜子に警備責任を負わせるなんてどうなのでしょうか。
鬼の女性の護衛を最初から付けていれば全部解決したはずです。
玲夜は花梨と瑶太の襲撃もミスを犯し、今回もミスをやらかしています。
周囲の忠告を無視して同じ凡ミスをするのが玲夜と柚子の共通点なのでしょうか?

鬼龍院の花嫁を奪われること

原作小説で鬼龍院の花嫁は柚子以外に二人存在しています。
しかしいずれも誘拐され、悲惨な末路を迎えています。

最初の花嫁は初代鬼龍院家当主の妻でしたが、出産後に花嫁だけ誘拐。
実家に誘拐されて親族の男に暴行され、女児を出産させられます。
鬼の一族が必死に奪還したものの、瀕死のため夫と子に看取られ息を引き取ります。
上記のくだりは次の第三部で非常に重要な伏線なので、覚えておいてください。

次の花嫁は先代鬼龍院家当主(千夜の父、玲夜の祖父)の妻で妊娠中に誘拐。
当主と一族が命がけで奪還しに行くも、花嫁に誘拐先で浮気されてしまいます。
帰宅を拒否した花嫁とお腹の子を諦め、廃人になった当主はやむを得ず再婚。
再婚相手の鬼が千夜(玲夜の父)の母で、千夜は政略結婚で誕生しています。
この花嫁のせいで柚子との婚約を反対する鬼が先代当主の側近中心にいます。

最強なのに鬼って花嫁を無事取り戻した実績が一度も無いんだね……

ぶっちゃけ柚子はもう無事に取り戻せないと一族が諦め気味だよ。

補足「狐雪 藤悟」

津守が玲夜をライバル視するようになったテストの成績。
トップが玲夜で津守が次席、三番目に「狐雪 藤悟」(こせつ とうご)の名前。
残念ながら登場しませんでしたが、今後の重要人物となります。

狐雪ってことは撫子の息子?

撫子の三男で玲夜と同級生、親しい友人関係にあるよ。

狐雪 藤悟は霊力も家柄も鬼龍院の次にすごいあやかしです。
しかし彼を上回る成績を人間の津守が出しているので、普通にすごいです。
それでも津守にとって玲夜に相手にされなかったのが腹立たしいのでしょう。
成績が津守より低い狐雪藤悟と親しいので余計に気に食わなったんでしょうね。
親同士が親しい狐雪家と陰陽師の津守家は家柄も権力も全然違うのですが…。

三男ってことは長男が次期当主なんだよね?

長男の藤史郎(とうしろう)が次期当主で、彼には花嫁がいるよ。

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