前回津守に捕まった柚子と子鬼。
子鬼は消滅寸前、柚子は気絶させられ大ピンチ。
果たしてどうなってしまうのでしょうか。
そして柚子が誘拐されたことも当然ですが次第に周囲に露見していってしまい…。
まろとみるくが子鬼を救出
津守に気絶させられてしまう柚子。
陰陽師たちはぐったりと衰弱した子鬼を消滅させようとします。
しかし猫のまろとみるくが乱入し、子鬼を連れて逃走します。
陰陽師はただの猫って言うけれど、猫にしては賢すぎない?
うん、猫と子鬼を放置したのは津守の痛恨の判断ミスだよ。
ただの猫と津守は侮りますが、猫の瞳には知性がありました。
津守は柚子を玲夜から奪った優越感のあまり、判断ミスをします。
津守は柚子の誘拐に関わった痕跡を消さなければなりません。
柚子を誘拐しようとして失敗した瑶太ですら厳罰を受けたのですから。
玲夜が柚子の失踪を知る
その頃、玲夜は柚子がバイトに来る時間だと時計を気にします。
柚子が可愛がる猫たちに嫉妬し、あやかしの本能に呆れる玲夜。
玲夜は嫉妬や嫉妬や独占欲を抱きつつ、柚子を一方的に束縛しようとはしません。
猫の世話を使用人が出来るようになれば柚子と過ごす時間が増えると考えます。
花嫁の幸せを優先して我慢するあやかしは花嫁と両想いになっています。
玲夜、東吉(にゃん吉)、瑶太はいずれも花嫁に尽くすタイプ。
花嫁の梓が一度も幸せを感じず、命令ばかりする蛇塚との差が激しいです。
蛇塚を更生させない蛇塚の両親にもかなり問題があるように思えます。
嫉妬しつつも、柚子の幸せを優先して我慢する玲夜は偉いよね!
蛇塚も玲夜の性格を見習って、梓を幸せにすることを考えないとね…
そこにノックもせず焦った表情の高道が飛び込んできます。
桜子から柚子がかくりよ学園にいないという連絡を受けたのです。
しかし玲夜は半信半疑で、しっかり捜したのかと桜子の捜索を疑問視します。
鬼の花嫁を誘拐する愚か者はいないと玲夜は子鬼の護衛も含め過信しています。
そんな玲夜に高道は桜子の捜索状況を訴え、間違いではないと伝えます。
玲夜って桜子が婚約者だった時も冷たかったけれど、本当に酷いね…
高道は桜子を信用しているし、桜子は高道と婚約出来て本当に良かった…
玲夜はそこでようやく子鬼とのつながりが希薄になっていると気が付きます。
子鬼が消滅寸前になっていても、玲夜には何も伝わっていなかったのでした。
玲夜は捜索のため、かくりよ学園に高道を連れて向かいます。
混乱に陥るかくりよ学園
かくりよ学園は全ての門が封鎖され、正門のみ通行許可が出ます。
職員による学生証の確認を経ないと帰宅させないと告げられ大騒ぎになります。
透子はあれからずっと柚子に電話をかけ続け、心配しておろおろとしていました。
東吉(にゃん吉)と蛇塚は透子しか教室にいないことに気が付きます。
透子に梓のことを聞く蛇塚ですが、柚子を心配する透子はあっさり返します。
柚子のように心配もせず、素っ気ない口調で梓なら午後の授業から来ていないと。
蛇塚が梓を無理やりかくりよ学園に進学させたせいでこうなってるのに…
花嫁を守らないし不幸にするばかりだし、蛇塚にもきつい罰が下って欲しいよ
柚子と違って花嫁を辞めたがっていた梓が失踪しても誰も探さないでしょう。
好きな人が玲夜だと判明する前なら、男と駆け落ちしたと言われたかもしれません。
かくりよ学園と鬼の一族を揺るがす大事件の元凶は蛇塚です。
嫌がる花嫁を無理やり婚約させ、幸せな花嫁の中に放り込んだが故の悲劇。
津守がいなくても、梓を利用して事件を起こす犯人が出たのは時間の問題でしょう。
梓に固執するくせに、梓のことを全部他人任せな蛇塚に腹が立ちます。
鬼の一族による柚子捜索
玲夜と高道は鬼龍院家の圧力を学園にかけ、強制捜査を始めます。
結果、下記2点の手がかりが判明します。
- 柚子の痕跡が駐車場で消えている
- 駐車場の防犯カメラが今日の分だけ録画できていない
防犯カメラの細工、無関係な外部の車が侵入するのは相当に厳しい。
玲夜は内部犯の可能性を考えつつ、津守と決めるのは短絡的と判断を保留します。
そして遠くから、必死に柚子を探す玲夜を浩介が複雑そうな表情で見ていました。
柚子の誘拐が確定したことで、鬼の本家では千夜が一族を緊急招集します。
鬼の一族総出で柚子を捜索しますが、誘拐の心当たりがなく空振り気味。
帰宅した玲夜を使用人の道空と雪乃が出迎えますが、手掛かりは無し。
中に入って待つよう言う使用人たちを退け、玲夜は外で待ちます。
えーと、鬼の本家に花梨がいるのはどうして?
いや、塗り忘れた沙良だと思う…でもちょっと酷すぎる作画ミスだよね…
子鬼の微かな気配が近づいてきたため、柚子が帰宅したかと期待する玲夜。
しかし無情にも、猫が消滅寸前の子鬼を連れて戻ってきます。
消滅寸前の子鬼の壮絶な姿に、柚子がいない悲しみを堪えた玲夜の表情で終了。
蛇塚に迫る罰
今話は柚子の誘拐とかくりよ学園の混乱という事件が明るみになりました。
津守が黒幕、梓が実行犯だとするなら蛇塚は元凶。
蛇塚が梓をかくりよ学園に進学させなければ、柚子は誘拐されませんでした。
しかし蛇塚は梓が柚子を逆恨みしていることを知りながら放置しています。
瑶太は上位のあやかしなので対等な話し合いができましたが、蛇塚家は下位のあやかし。
誘拐未遂の瑶太が花梨と別れさせられたのですから、もっと過酷な罰があってもおかしくありません。
自分の愛情を片想いの相手に押し付けるばかりで暴走する梓、そして蛇塚。
花梨と瑶太は傲慢で自己中心的な性格が似た者同士でしたが、今回も似た者同士。
梓ばかりを悪役と描いていますが、既婚者目線だと蛇塚が一番ありえないです。
親の金で好きな女性の実家の借金を完済させ、親の金の力で婚約にこぎつける。
自分を嫌う花嫁に恫喝と暴力と実家への経済援助で脅し、同居と恋愛を強要。
自分で告白もプロポーズもせず、所有物としてデートDVや関係を迫る蛇塚のどこが優しくて紳士的なのか、理解に苦しみます。
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