読者にはヒントが出ていた梓の「好きな人」ですが、登場人物たちもついに知ってしまいます。
原作小説と大きく異なる展開に突入し、続きが楽しみな幕引きでした。
梓が原作では悲劇の花嫁で成敗されるというには無理があったからでしょうか、梓推しとしてはかなり不満が残りますが、梓を悪役にしないといけないテコ入れなのかなと感じます。
柚子に向けられる女の嫉妬
あやかしと人間の親睦パーティーは、友好の証である花嫁の参加が推奨されています。
柚子は宴会であやかしにお披露目されていたものの、人間には玲夜の花嫁と知られていません。
柚子という花嫁が見つかったことを宣伝するため、玲夜と参加することになります。
高道は玲夜の女性人気が高く、花嫁になりがる女性がパーティーでしつこいと柚子に暴露。
玲夜は高道を叱りますが、柚子に教えたのは高道の意地悪ではありませんでした。
花嫁に成り代わったり、あやかしを略奪できると誤解している人間女性は多いとのこと。
柚子を排除して玲夜の花嫁に成り変わろうとする女性を警戒すべきという気遣いでした。
高道は柚子に大学で嫌がらせを受けていないか、何かあれば桜子に相談するように言います。
柚子は大丈夫だと答えますが、実際には毎日のように陰口と敵意を向けられていました。
トイレや更衣室といった、子鬼を連れていけない場所で陰口を叩かれていたのです。
子鬼が入れないって護衛の意味が無いような…
女性に気を付けなきゃいけないのに、トイレと更衣室が護衛無しだもんね…
陰口を叩かれる程度で玲夜を頼りたくないと柚子は強がってしまいます。
自分が我慢すればいいと柚子の悪い癖が出ていますが、今後エスカレートしていきそうです。
大学の陰口でも辛いのに、玲夜ファンが集まるパーティーに耐えられるか柚子は不安になります。
陰口なんかに負けない、玲夜に相応しい強さが欲しいと気合を入れるのでした。
あやかしと人間の親睦パーティーへ
玲夜に贈られたドレスを纏い、酒宴のように美しく着飾った柚子。
大学もせめてもう少し、花梨や透子のように外見に気を遣えばいいのにとは正直思います。
玲夜に相応しくないと落ち込むばかりで外見を磨こうとしないのはどうなのでしょう。
玲夜が桜子ではない人間の女性をエスコートしていると、柚子は早速注目を浴びます。
しかし玲夜が柚子にだけ笑顔を向けて密着すると、女性たちは柚子に陰口を浴びせます。
柚子は陰口と悪意を向け続けられ、笑顔で耐えますが引きつった表情で俯いてしまいます。
玲夜は柚子の限界を見て取ると、透子たちが話しかけてきたタイミングで柚子を任せます。
親睦パーティーでは、玲夜も柚子の陰口を言う女性に報復できないか…
花嫁のためとはいえ、参加者の立場や家柄次第ではあやかしも手が出せないからね。
花嫁の絶対性は呪いのよう
梓と蛇塚もパーティーに来ますが、原作に無いオリジナルの場面なので必見です。
美人の梓はナンパされますが、蛇塚が蛇のあやかしの術で撃退。
ナンパから助けられた梓はいつもの如く蛇塚にきつい言葉を浴びせて逃げます。
慰めに行く柚子たちですが、透子は蛇塚に他の子を好きになれないのかと問いかけます。
梓に愛されるのは無理そうなので諦めた方がいいのではと気を回したようです。
蛇塚も東吉も花嫁が見つかると他を愛することは出来なくなると悲しそうに言います。
他を愛せないなら、花梨を失った瑶太はどうなってしまうんだろう…。
花嫁と結ばれなかったあやかしは生涯独身になることが多いらしいよ。
梓が初めて蛇塚に一緒に外出したいと話しかけてきたので嬉しかったとのこと。
あやかしと人間の親睦パーティーに来たものの、すぐに蛇塚から離れてしまったと言います。
出会いが親睦パーティーだったので、最初から梓は親睦パーティーに行きたかったのでしょう。
親睦パーティーは参加するためのコネと参加費、ヘアメイクやドレス代とお金もかかりますから。
ドレスも蛇塚家に買わせたものでしょうし、蛇塚はパーティー入場券として利用された感じです。
梓が好きな人に告白
透子は蛇塚が梓を諦められないなら、梓が好きな人に振られるしかないと言います。
現状では梓に蛇塚の子供を産んでもらうことも、幸せな結婚生活も確実に無理です。
しかし花嫁の個人情報をすぐに調べられるあやかしでも、好きな人が特定できていません。
読者は23話の写真を知っているから分かっているけれど…。
振られても玲夜と蛇塚が比較にならないから、梓が振り向くのは絶望的だよ。
蛇塚と出会ったあやかしと人間の親睦パーティーでは、誰かをうっとりと見ていた梓。
そして今回も頬を染めて誰かを見ている梓の視線の先は玲夜と高道。
原作から大きくストーリーを変え、梓が玲夜に告白するという展開で幕を閉じます。
梓が蛇塚を嫌う理由
梓の好きな人は玲夜。
玲夜に会いたくてパーティーに参加していた梓を、蛇塚が花嫁にしてしまったのが真実でした。
蛇塚にとって運命の出会いでも、梓からは好きな人に会っていたのを勝手に惚れられただけ。
蛇塚を梓が嫌う理由の一つは、玲夜の花嫁になりたかった夢を蛇塚が壊したからでした。
蛇塚、出会った時に話しかけて梓にすぐ振ってもらった方が幸せだったかも。
花嫁に浮気されたなんてゴシップとして最悪だし、蛇塚家も大変なことになりそう。
花嫁にしてくださいではなく恋人になってくださいというのはどういうことなのか?
元々原作では違う人が言った台詞で、花嫁になれないならせめて恋人と言った感じでした。
漫画版の梓は自分が玲夜の花嫁にはなれない、蛇塚の花嫁という自覚はあるのでしょうか?
告白シーンで終わったので次話に期待ですね。
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