かくりよ学園ではあやかしの嫉妬と攻撃を恐れ、花嫁に近づく男子生徒はいません。
しかし今回、堂々と柚子を呼び捨てして気安く話しかける人間の男子生徒が現れます。
花嫁と違ってあやかしに見染められることがない男子生徒ですが、柚子に富裕層の知り合いがいるのでしょうか?
謎の男は幼馴染
彼は小学校高学年で転校した幼馴染・浩介でした。
しかし挨拶も無く急に転校し、以後音信不通だったのです。
引っ越し後の音信不通は浩介も嫌だったようですが、かなり訳ありのよう。
家庭の事情で夜逃げ同然に引っ越し、電波も繋がらない僻地にいたと口にします。
浩介は再会早々、柚子を可愛いと褒めてボディタッチしようとします。
子鬼が柚子に触ろうとする浩介を全力で攻撃したため、浩介は救護室に運ばれます。
しかし服が焼け焦げているにもかかわらず、浩介の体は傷一つなく綺麗です。
柚子は子鬼が手加減したのだと安堵しますが、子鬼は不思議そうにしていて…。
瑶太が玲夜に燃やされて、すぐに傷が治った時と似てない?
救護室での一件は漫画の追加描写で、実は伏線になってるよ。
柚子は浩介に告白される
浩介は柚子が花嫁と知っても、鬼ではなく自分と付き合おうと柚子に告白します。
透子が玲夜に勝てないから諦めろと止めますが、浩介は引き下がりません。
柚子が浩介を恋愛対象として見られないと断っていれば、後の展開も変わったのでしょう。
元カレの大和を相手にしなかったのを思うと、浩介には明らかに好意的な反応です。
扉絵は玲夜が見たら激怒しそうなほど、柚子と浩介がカップルっぽい構図です(笑)
浩介との約束
漫画の追加描写で四つ葉のクローバーの栞が登場します。
これは浩介と柚子の二人だけの秘密と約束の思い出でした。
小学生の頃、浩介は柚子が一人で留守番させられることに怒って柚子を励まします。
そして四つ葉のクローバーが沢山生えてる秘密の場所に連れていくと約束します。
小学生の柚子が留守番させられることに何も感じていないのが可哀想すぎる。
実際、このまま転校が無ければ柚子と浩介は付き合っていたと思うよ。
しかし当日、何時間経っても浩介は迎えに来ませんでした。
夕方、玄関先に置かれた四つ葉のクローバーを目にして小学生の柚子は涙を流します。
浩介は四つ葉のクローバーの置き土産だけを残し、何も言わず引っ越してしまったのです。
それが柚子の初恋の終わりで、栞を手にしていた柚子は浩介からの電話に驚きます。
玲夜に最悪のタイミングで聞かれる
浩介は番号を確かめるためにかけたようですが、透子に聞けばわかる内容ばかりでした。
柚子の家庭環境は直接柚子に聞かずとも、ずっと一緒だった透子に聞けば良いはずです。
花嫁に否定的な浩介に対し、花嫁になったから浩介と再会できたと柚子は返します。
そして柚子は「あの時好きだった」「浩介と恋人になっていたかも」と告げます。
当然浩介は柚子の発言に驚きながらも喜んでしまいます。
告白してきた人にそれを言ったらOKしてるようなものだよ!
しかも鬼龍院家の屋敷で電話してるから、使用人にも聞かれた可能性があるよ。
玲夜は好きな男がいても奪うと言っていたから大丈夫だろうと、柚子は楽観視します。
そんなはずもなく、嫉妬して怒った玲夜は電話の相手が誰かと詰問してキスをします。
柚子は玲夜が怒ったことに驚きますが、あの電話は玲夜じゃなくても嫉妬するでしょう。
自分の不在時に異性と電話し、自分が帰宅すると慌てて電話を切って誤魔化す。
柚子は玲夜に溺愛されるばかりで「玲夜が好き」という感情がいまいち弱いと感じます。
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