鬼の花嫁 23話ネタバレ 不仲なあやかしと花嫁

鬼の花嫁 ネタバレ感想

新たな花嫁の梓のお相手である、蛇のあやかし・蛇塚柊斗の登場。
しかし登場早々、甘く溺愛するとは程遠い乱暴な言動と所有物のように梓を扱います。
梓と不釣り合いな凶暴な容姿と言動はサブタイトル「優しいあやかし」に疑問を抱かざるを得ませんが…。

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花嫁になりたくなかった梓

梓は相手のあやかしが現れると険しい表情になり、無視して立ち去ろうとします。
相手のあやかしは、猫又と同じ下位の蛇のあやかし・蛇塚へびづか 柊斗しゅうと
蛇塚は梓の腕を掴み、触られて嫌がる梓に「花嫁らしく傍にいろ」と怒鳴ります。
梓は激怒し「あなた(蛇塚)の花嫁になんか死んでもなりたくなかった」と怒鳴り返します。

触らないでと嫌がる花嫁を力ずくで押さえて怒鳴るってヤバすぎ。

嫌われているのにこんな言い方をしたら逆効果なんだけれどね…

東吉(にゃん吉)が来た隙に、梓は蛇塚を振り払って逃げ出します。
22話の梓の言葉も併せると、二人は深刻な状況です。

・梓は蛇塚の花嫁になりたくなかった
・蛇塚に触られるのも会話もしたくないほど嫌っている
・花嫁学部の入学は蛇塚の命令で、梓は別の大学に行きたかった
・蛇塚は梓との不仲に触れられるだけで泣いてしまう

蛇塚に一方的に肩入れしてしまう柚子たち

カフェテリアに場所を移し、蛇塚から事情を聞く柚子たち。
梓と不仲な事情を聞くと、蛇塚は下記の通り話します。

・あやかと人間の親睦パーティーが馴れ初め
・話しかけて怖がらせたくないと、梓の両親に縁談を持って行った
・初対面は同居開始日で、それまで蛇塚は梓に接触していなかった
同居開始から梓に嫌悪の言葉を向けられ、会話を拒否されている
・後日、梓が借金のある両親に無理やり花嫁にされたことが発覚
梓は好きな男性がいるため、蛇塚を愛することを拒否している

梓に同情する柚子と透子に比べ、東吉(にゃん吉)は激怒します。
花嫁になると自分で決めたのに蛇塚を拒絶し、金を出させる梓が酷すぎると。
自分で決めたという言い方は、家族に強要されたのに無理があるように思います。
しかし柚子も透子も、蛇塚が可哀想で梓が頑なすぎると同調してしまいます。

自由恋愛の時代に身売りの愛のない結婚は辛過ぎない?

柚子も透子も好きになって花嫁になったから、梓と境遇が違いすぎるんだよね。

さらに梓を怒らせてしまう

透子は二人を仲直りさせる架け橋になると言い出します。
しかし蛇塚の話題を出した途端、梓は責められると身構え頑なになってしまいます。
花嫁だから蛇塚を愛せと強制される蛇塚家の生活は、梓に耐え難いほど辛いようです。
しかし柚子と透子は蛇塚を嫌う梓に嫌悪感を抱き、梓の言葉を否定してしまいます。
梓は透子と柚子に二度と話しかけないよう言い、二人を拒絶します。

梓の『助けて』って言葉を否定しなければ、友達になれたのかもしれないのに。

柚子も透子もあやかしに愛されることを肯定しているから、梓の心境は理解できないよ。

同じ花嫁ですから、柚子も透子も花嫁に選ばれる複雑な気持ちは知っているはずです。
しかも梓は好きな人がいるにもかかわらず、蛇塚との婚約を強要されています。
好きな人を忘れて蛇塚を愛するには、それこそ何年もの時間が必要なはずです。
愛のない婚約から二、三ヶ月で「好きな人を忘れて蛇塚を愛せ」と強要する状況が異常です。

花嫁の実情

柚子はあやかしを嫌う花嫁がいることにショックを受けます。
ですが玲夜に梓の件を話すと、花嫁と不仲なケースも当然あると玲夜は言います。
自分を愛さない花嫁が誰かと結ばれるのが嫌だと、あやかしが花嫁の命を奪ったこともある。
花嫁には本能が分からないし、既に恋愛対象がいてあやかしを好きになれないこともあると。

柚子は玲夜に恋人がいたら、梓のように玲夜を嫌ったらどうしたかと問いかけます。
その答えは柚子を誰にも渡したくないという真摯な愛情と誠意がありました。
蛇塚の「花嫁だから自分の傍にいるべき」という傲慢な恋愛観とは雲泥の違いです。

蛇塚も梓に告白して、好きになってもらってから婚約したら愛してもらえたのにね。

相思相愛のあやかしは皆、花嫁が好きになってくれるのを待って婚約したからね。

梓が婚約しているのは資金援助のためで、資金援助が無いなら花嫁を辞めてしまう。
そんな梓に対し、使用人や周囲と一緒に梓を責めれば余計に嫌われるでしょう。
誰も蛇塚にその指摘をせず、蛇塚慰めるばかりで先行きはかなり不穏です。

梓の好きな人

漫画の追加描写で蛇塚家、使用人が登場します。
部屋に籠る梓のドアの前へ蛇塚が食事を運んできます。
梓の悪口を言う使用人を叱責せず、花嫁を守れていない蛇塚の頼りなさが目立ちます。

蛇塚の呼びかけも使用人の嫌味も無視し、梓は部屋で写真を眺めています。
梓は柚子と透子と自分を比較し、幸せな花嫁で蛇塚の味方をする二人を嫌悪します。
ハサミで写真の片側を切り落とすと、落ちた方は桜子が写っています。
好きな人の写真は癖のある黒髪とスーツ、桜子の隣に写っているので玲夜と示唆されます。
玲夜の写真をうっとりと見つめながら、玲夜に助けてもらえる妄想をする梓

一緒になれなくなったと言っていた割に、梓の片思いだったね。

ただ、玲夜を好きってことは梓が蛇塚に振り向く可能性も無くなったね。

蛇塚はドアの前で座り込み、画面左側を向いて梓の顔を見たいと待ち続けています。
そしてこの構図は親睦パーティーで蛇塚が見かけた梓の構図と全く同じです。
梓は画面左側を向いてうっとりとした表情で好きな人を見つめていたのです。

梓が玲夜を好きなら、玲夜と比較対象にすら出来ない蛇塚で妥協できるはずがありません。
そして柚子を愛する玲夜が、花嫁でもない梓の想いに答える訳がありません。
つまり、第二部では絶対に叶わない片想いをしている2人が示唆されています。

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