鬼の花嫁 22話ネタバレ 男の正体と新たな花嫁＆あやかし

偶然の出会いというには明らかに計算された、デート帰りの邂逅。
ようやく18話ラストから暗躍した眼鏡の男の正体が明かされます。
しかし因縁があると思いきや、男と玲夜の間にはかなり温度差があるようで…？

眼鏡の男の正体

玲夜はややあってから「津守」と男の名字を呼びます。
津守はそれまでの笑顔をひっこめ、皮肉めいた物言いで話を続けます。
柚子は津守に品定めするように見つめられ、玲夜の後ろに隠れます。

津守は柚子を徹底的に調査済みで、玲夜に選ばれるような取柄は無いと見下します。
平凡な柚子を玲夜が唯一大切にしているため、この眼で確かめたかったようです。
しかし玲夜は津守に無関心で、雨が降ってきたと柚子を連れて立ち去ります。
柚子が振り返ると、津守の恐ろしい怒りの表情と目が合って怯えるのでした。

車内で玲夜に拭いてもらいながら、柚子は津守のことを聞きます。
名前は津守 幸之助つもり　こうのすけ、玲夜と初等部からかくりよ学園同級生だった人間で、陰陽師。
最初思い出せなかったくらい接点がなく、陰陽師の家系だから知っていたとのこと。

柚子は直感で、津守の敵意が陰陽師とあやかしの対立だけではないと予想します。
あやかしや鬼全体ではなく、玲夜個人に敵意を抱いているという印象を持ちます。
玲夜があまりに津守を気に掛けないため、柚子は不安を口に出せなかったのでした。

入学式は不穏なスタート

祖父母と入学式に参加する柚子。
玲夜は急な会議で行けなくなって不機嫌そうでしたが、柚子は少し安心していました。
21話の面接会場で周囲に注目されすぎたのを気にしていたのです。

子鬼を肩に乗せて歩いていると、周囲の怖がるような視線を感じます。
透子や東吉（にゃん吉）と合流し、東吉（にゃん吉）からその理由を教わります。
柚子は玲夜がつけた強い鬼の気配がするため、弱いあやかしは怯えてしまうのです。
しかし周りを見れば反応しない生徒（人間）の比率が多いと気が付きます。
人間は花嫁以外、高額な学費や寄付金のため上流階級の子が多いのです。

上流階級の子女に囲まれて気後れする柚子ですが、スーツだけは一級品。
玲夜がオーダーメイドで仕立ててくれたスーツがお守りのようだと柚子は感じます。
素敵な出会いがあるように祈る柚子ですが、隠し撮りする男子生徒がいました。

花嫁学部の新入生

大学は私服のため、柚子は授業初日でコーディネートに迷います。
玲夜に結局選んでもらい、急いでかくりよ学園に向かいます。
透子とオリエンテーションに行きますが、花嫁学部の新入生はあと一人だけ。
花嫁学部のオリエンテーションを待っていると、新入生が来ます。

現れたのはあやかしか人間か判断に迷うほどの美少女。
花嫁学部のオリエンテーションを受けるから花嫁と辛うじて判断できる美貌。
オリエンテーションが終わると、透子は早速彼女に話しかけにいきます。

透子は高いコミュニケーション能力で話しかけますが、彼女は引き気味。
どちらかというと柚子のようにおとなしく気弱なタイプのようです。
同い年なのに敬語ですが、打ち解けるにつれ笑顔を見せます。
以下、自己紹介と会話で分かったことです。

• 名前は梓
• 高校卒業間近で花嫁になった
• 大学からかくりよ学園に進学
• 好きな進学先を選ばせてもらえた透子を羨ましがり、悲しい表情になる
• 相手のあやかしのことを聞かれると言葉に詰まり、俯いてしまう

不自然に黙り込んでしまった梓にきょとんとする二人。
これまでの会話から梓が花嫁になって不満を持っていることは明白です。
柚子も透子も、相思相愛のあやかしの花嫁になれたので気がつけませんでした。

不穏な花嫁とあやかし

その時、大きな音を立てて教室の戸が開きます。
白い髪に黄色の瞳、整ってはいるものの凶暴な顔つきの大柄なあやかし。
漫画化した際の公式情報によると、このあやかしは身長2m超えとのこと。

あやかしが来ると梓は険しい表情になり、柚子と透子も凍り付きます。
梓に迎えに来たと言うあやかしですが、梓は彼を見ようともしません。

乱暴そうなあやかしの登場で、梓や居合わせた柚子たちはどうなるのでしょうか。