花梨と瑶太のその後は？ 鬼の花嫁ネタバレ

『鬼の花嫁』第一部および原作一巻に登場した悪役カップル、花梨と瑶太。
相思相愛だったものの、妖狐の当主の命令で婚約解消、別れさせられることととなった二人。
その後の二人がどうなったか、原作小説を交えて解説していきます。

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瑶太は原作3巻で再登場

原作3巻は柚子が大学2年に進級し、瑶太が大学に進級します。
再会した瑶太は痩せて顔色も悪く、花梨を失って衰弱していました。
瑶太は柚子に対し、気まずそうにしながらも昔と違って丁寧に接します。

態度が変わったのは柚子が鬼龍院の花嫁だから？

いや、柚子へ酷い態度を取ったことを反省して改めたよ。

しかし菖蒲という花梨の親友だった妖狐の女性が登場し、柚子を逆恨みして攻撃します。
彼女は瑶太と花梨を無理やり引き裂いた元凶の柚子を許せずにいます。
菖蒲は「柚子が花梨を妬み、鬼龍院家の力で花梨を花嫁から降ろした」と悪質な噂を流します。
柚子を妬む学生たちも便乗し、柚子の悪口がキャンパスで溢れるほど状況は悪化します。
瑶太は菖蒲を叱責して柚子に謝罪し、柚子を恨む気持ちはあるものの成長していました。

瑶太はどうして柚子を恨んでいるのに報復しないの？

柚子が何かした訳じゃなくて、自分と花梨が100%悪かったって自覚できたからだよ。

瑶太が変われたのは、別れさせた妖狐の当主・狐雪撫子のおかげでもありました。

花梨さえ良ければ他の人間はどうでもいい、花嫁中心主義で視野の狭かった瑶太。
別れさせられた直後は柚子と鬼龍院家への恨みしか口にできず逆恨みしていました。
撫子は瑶太を見捨てず何度も諭し、瑶太は更生してかくりよ学園に通えるほど回復しました。

花梨を止めるどころか、一緒に柚子を見下していた過去を瑶太は反省します。
自分の愚かさで花梨を失ったことを後悔しながらも、噂で傷つく柚子を激励します。
瑶太はかつて花梨を説き伏せられませんでしたが、今度こそ菖蒲を説き伏せます。
それからはキャンパス内ですれ違って会釈する程度でフェードアウトしましたが…？

花梨は原作5巻で話題に出る

花梨は花嫁を降ろされた後、かくりよ学園を退学させられ両親と引っ越しさせられます。
親戚からも絶縁され、両親と一緒に引っ越し先を転々として苦労していたようです。
正確な時期は不明ですが、5巻時点で更生して両親を見限り、家を出たと明かされます。
鬼龍院家は花梨が安全なことを把握しており、柚子が会いたいなら会わせられるようです。
柚子が会うことを望まないため、原作9巻時点では再登場していません。
花嫁を降ろされたとはいえ、花梨は妖狐と敵対する者から狙われる可能性が高いです。
鬼や妖狐に監視や護衛を付けられ、働いて経済的に自立していると思われます。

柚子はどうして会おうとしなかったの？

柚子もまだ過去を吹っ切れていなくて、花梨と会いたくないみたい。

原作8巻で撫子と柚子に許され、再婚約を果たす

柚子は撫子から呼び出され、花梨をまだ憎んでいるかと問われます。
未だ想い合っている瑶太と花梨を許そうという話が妖狐一族で出ていたのです。
柚子の許しがあるなら構わないと、鬼龍院家とも既に話がついていました。
5年間、瑶太は全ての休日を花梨の所へ行き、物陰から見るだけの生活を送っていました。
花梨は瑶太が見ていることを知らないまま、瑶太を一途に心で想い続けていました。
瑶太は本能で花梨以外愛せませんが、美人でモテる花梨は次の恋愛に行かなかったようです。

妖狐一族が何人も撫子に直訴したらしいけれど、すごいね！

花梨が瑶太をずっと愛し続けていたのが決め手になったらしいよ。

柚子は両者に恨みはないと後押ししつつ、花梨と関わることは拒否します。
ただ、柚子は花茶会という花嫁が参加する行事の主催を引き継ぎます。
新たに結婚して正式な花嫁となった花梨と関わることは必然です。
姉妹の再会は近いのだろうなと思われます。

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